彼らのキャラ作りには、取材協力して頂いた元マトリの方々を参考にしました。
マトリと言えば、きっとコワモテで体格もいい方々が多いのだろうと
事前に予想していましたが、お話を伺った方々はとても穏やかな外見で、
声を荒げたりする様子さえ想像できず、意外でした。
でも、現場では、きっとモードががらりと切り替わるのだろうと思わされる、
迫真のエピソードもたくさん伺いました。
そのお話の中から、後藤田、緑川、陣野といったタイプの違うキャラクターを
掘り起こし、形にしていきました。
彼らの中でも最も美月と年齢が近く、親しげに話しかけてくるのが奥居悟です。
彼はチャラチャラしていて女好きという、一見マトリらしくないタイプのキャラです。
でも、観察力が鋭い一面を持ち、姉妹の人生に踏み込んでくるなど、
物語の中でキーになる人物でもあります。
基本的に人たらしというか、他人を自分のペースに巻き込むのがうまいです。
ずかずかとパーソナルスペースに入り込んでくるので皆は内心うんざりだけど、
姿が見えないと「あれ、今日奥居はどうしちゃったんだろう」と気になってしまう。
いつの間にか、ひそかに頼りにしてしまってることに気付く。そんな存在です。
彼が職場にいると、色々と波紋を呼ぶような問題を起こしそうではありますが、
退屈しないオフィスライフになりそうです。
また、美月を軸にした彼らマトリの活躍を、チームワークをさらに強調した形で
描く機会があればと思っています。
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